スウェーデン語の勉強方法1[初級〜中級編]

スウェーデン語

こんにちは、suzukaです。

今回はスウェーデン語の勉強方法についての第1弾!

・勉強方法に困っている初心者の方
・基本は一通り勉強した中級者方

に向けて。

スウェーデン語はマイナー言語であるため、英語のような世界共通言語と比べると、参考書などの学習教材の種類が少ないと感じている方が多いのではないでしょうか。

本記事では、私が実際に様々な学習教材を使ってみた中で、スウェーデン語学習に最も役に立ったものを厳選してご紹介します。

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おすすめ書籍

まず、おすすめ書籍を3冊ご紹介します。

スウェーデン語参考書

1冊目は、世界の言語シリーズのスウェーデン語(大阪大学出版会)です。

恩師の清水育男先生とウルフ・ラーション先生、當野能之先生による著で、大学の授業でも使用しました。

日本語でスウェーデン語を学ぶには、正に必須の参考書!

本記事では初心者〜中級者向けに紹介していますが、実際には上級者にもオススメできるほど、単語や文法などスウェーデン語学習に必要な内容が網羅されています。

本書は全30章で構成されており、付属のCDでスウェーデン語の発音を確認しながら進めることができます。

始めはスウェーデン語の発音やアクセントについて、それ以降は、各章にスウェーデン語の文章が記載され、その文章に伴った新出単語と文法の説明があります。

日常生活で役立つフレーズも紹介されており、生きたスウェーデン語を学ぶことができます。

各章の終わりには練習問題も記載されているので、自分の理解度も確かめながら学習することができますよ。

『世界の言語シリーズ スウェーデン語』のおすすめポイント

  • 初心者〜上級者まで対応、スウェーデン語に関する大事な知識を網羅。
  • 「どうして?」が解消される日本語での詳しい説明。
  • CD付属でリスニング勉強にもなる。

私にとって、本書はスウェーデン語学習における一番お気に入りの参考書です。

スウェーデン語単語帳

2冊目は、スウェーデン語の基本単語 文法+基本単語3000(三修社)です。

語彙力を上げたい方にオススメ!

全10章で構成されており、始めに文法に関する説明、そして各章でテーマに沿った単語が紹介されています。

前半は日常会話において重要な2,100単語、後半は応用編で英語に類似したものなど900単語が記載されています。

私は特にスウェーデン留学時に、本書を利用して単語の学習をしましたが、日常会話に学習の成果が現れたと感じました。

文法がめちゃくちゃでも、何か単語さえ言えたら、相手が分かってくれることがあります。裏を返すと、文法が出来ても単語が出てこなければ、言いたいことが表現できないかもしれません。

なので、単語帳を一冊持っておくと、実際にスウェーデン生活を送る上でも役に立つと思います。

特に英語が苦手な方は、英語を介さずに単語を学んでいけるので、頭に残りやすいのではないかと。

本書は単語の紹介が主となるので、文法については上記で紹介した世界の言語シリーズのスウェーデン語、または次に紹介するスウェーデン語文法練習帳で知識を補うのが良いと思います。

『スウェーデン語の基本単語 文法+基本単語3000』のおすすめポイント

  • 基本単語3,000単語を一冊丸暗記すると、日常会話が楽になる。
  • 数少ない日本語―スウェーデン語の単語帳。

スウェーデン語文法練習帳

3冊目は、スウェーデン語トレーニングブック(白水社)です。

こちらは世界の言語シリーズのスウェーデン語の著者の一人、當野先生が執筆されました。

私が「多分スウェーデン語上級に到達したのではなかろうか」時期に初刊が刊行されたので(2021年2月)、まだ本書の最後までは目を通せていないというのが正直なところ。

しかし、「ぜひ初心者〜中級者にオススメしたい!」ということで、本記事で紹介させて頂くことにしました。

スウェーデン語学習を始めた時に持っていたかった・・・!

というのも、本書は日本初のスウェーデン語文法ドリル

これまで、スウェーデン語の文法練習に特化した日本語での学習教材はありませんでした。

世界の言語シリーズのスウェーデン語にも練習問題はありますが、本書はトレーニングブックというだけあって問題数が多く、学んだことをより試すことができます。

なので、世界の言語シリーズのスウェーデン語も参考にしつつ、スウェーデン語トレーニングブックで文法力を鍛えてみては?

『スウェーデン語トレーニングブック』のおすすめポイント

  • 唯一の日本語で解説された文法ドリル。
  • 実用的なフレーズが多い。
  • 表紙のイラストと色が可愛い北欧感。

初版の正誤表はこちら

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おすすめサイト

次に、スウェーデン語学習に役立つサイトを2つご紹介します。

SVT

1つ目は、日本のNHKに当たるスウェーデン公共テレビ(Sveriges Television: SVT)のホームページSVT Playです。

ホームページ SVT Play

SVT Playでは様々なプログラム、シリーズやドキュメンタリー、ニュース番組、映画などがあり、スウェーデン語の字幕付きで視聴することができます(もちろん字幕なしも可能)。

スウェーデン国外で視聴することができないものもありますが、Kan ses utomlandsにチェックを入れると、日本で視聴できるものだけをピックアップ。

「子ども向けの番組から挑戦してみたい!」という方は、Program(プログラム)→Barn(子ども)のボタンを押すと、子ども向けの色々な番組やアニメが出てきます。

その中でもAlfons Åberg(アルフォンス・オーバリ)やPippi i Långstrump(長くつ下のピッピ)は、長く国民から親しまれているキャラクターなので、一度は見てみても良いのでは。

オススメ勉強方法

  1. 字幕なしでリスニングに集中する
  2. 字幕ありで、テキストを確認しながら聞く。
  3. その際に、分からない単語で気になるものがあれば単語を調べる。

と言っても、私は再生時間が短くて元気があるときだけ上記のようにしていました・・・。他は、字幕ありでただ単にスウェーデン語を耳に慣らせることを意識することが多かったです。

特に日本ではスウェーデン語を聞く機会がないので、スウェーデン語がどのようなものなのか、どのように使われているのかを様々なジャンルのプログラムで聞けるのは良いと思います。

Sveriges radio

2つ目は、スウェーデン公共放送(Sveriges radio)の、Radio Sweden på lätt svenskaというもの。

ホームページ Sveriges radio / Radio Sweden på lätt svenska

Radio Sweden på lätt svenskaは、スウェーデン語学習者向けに、一般的なニュースよりも分かりやすいスウェーデン語で、更にゆっくりな速度ででニュースを読み上げてくれています。

音声を聞いて分からないところがあっても、テキストも記載されているので、内容を確認しながらリスニング練習をすることができます。

そして、スウェーデン語を学びながら、スウェーデンでどのようなことが起こっているのかを知ることができます。

ただし、一般的なニュースより易しいスウェーデン語が使われていると言っても、内容は一般的なニュースと変わりはないので、初級者の方には難しいかもしれません。

その場合は、上記で紹介したSVT Playでも易しいスウェーデン語でのニュース番組(Nyheter på lätt svenska)があるので、映像を見ながらの方がスウェーデン語学習のモチベーションは保ちやすいかと思います。

オススメ勉強方法

  1. 音声を1〜2回聴く。
  2. テキストと確認しながら、もう一度音声を聴く。
  3. 分からない単語を調べる。
  4. もう一度音声を聴く。
  5. 音声に合わせて、シャドウィングをする。
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まとめ

以上、私が実際に様々な学習教材を使ってみた中で、スウェーデン語学習に最も役に立ったものを厳選してご紹介しました。

本記事では、学習教材3冊とオススメサイト2つのみご紹介しましたが、試してみたいと思うものは見つかりましたか?

この他にも多くの学習材料があるので、試してみて自分に合うものを見つけてみてください。

本記事をお読みになっていただきありがとうございました。Tack och vi ses!

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