こんにちは、suzukaです。
2019年に始まりましたスウェーデンのワーキングホリデー!
比較的新しいワーキングホリデー協定国なので、なかなか知りたい情報を見つけることは困難ではないでしょうか。
本記事では、2021年の6月から1年間スウェーデンでワーホリを行った筆者が申請方法をご紹介いたします。
スウェーデン・ワーホリビザを考えている方、ご興味のある方はぜひご覧ください。
スウェーデン・ワーホリビザとは
2019年8月26日、スウェーデンと日本とのワーキングホリデー協定が締結されました。
これによって、ワーホリビザでスウェーデンに最長1年間滞在することが可能となりました。
スウェーデンのワーキングホリデーに関して、現地の移民庁は以下のように述べています。
滞在中の就業が許されています。一時雇用の就業であることが必須で、ビザを申請する際には仕事のオファーを得ている必要はありません。スウェーデン入国後に就職活動が可能です。
ビザは自国、またはスウェーデン国外からオンラインで申請を行ってください(筆者訳)。
出典元: Migrationsverket
就業が一時雇用であるのは、現地でのワーホリビザから就労ビザへの更新が原則認められておらず、ビザが切れた後は帰国することが前提となっているからでしょう。
スウェーデンのワーキングホリデーの第一の目的は、スウェーデンの文化や現地生活を体験し、スウェーデンをより知ること、更に深い関係を築くこと、とのこと。
なので「特に仕事を探すことにこだわらず、スウェーデンを観光して楽しみたい」というような方にも打ってつけだと思います。
スウェーデン・ワーホリビザの発給人数に制限がないので、人数制限があり抽選などで決まる国と比べるとチャンスは大きいです。
*スウェーデンと日本はビザ免除制度を締結しているので、ビザ申請なしに90日間以内の観光が可能です。
スウェーデン・ワーホリビザ申請方法
必要条件
スウェーデンでワーホリを行うには以下の条件を満たしている必要があります。
- オーストラリア、チリ、香港、カナダ、日本、ニュージーランド、韓国、ウルグアイの国民であること
- 申請時に満18〜30歳であること
- 子連れでないこと
スウェーデンは数カ国とのワーキングホリデー協定を締結していますが、現在はコロナの影響でアルゼンチン、チリ、ウルグアイのワーキングホリデー協定は停止されています(2022年10月1日現在)。
依然として不安定な情勢ですので、上記の要件を満たしている方も申請される際は、日本とのワーキングホリデー協定が有効であるかどうかをまず確認した方が安全でしょう。
必要書類
必要書類については主に以下の4点を確認する必要があります。
1. 有効なパスポート
注意点: 滞在中に期限が切れてしまう場合はパスポートを更新する必要があります。パスポートの期限に余裕があると安心です。
2. スウェーデンでの滞在初期費用(最低15,000スウェーデンクローナ)
滞在初期費用を保有しているという証明として、英語表記の残高証明書を発行してもらいましょう。
私は三井住友銀行を利用しましたが、約1週間ほどで郵便で届きました。同銀行を利用される方はこちらをご覧ください。
注意すべきなのは、ビザ申請を始める直前に残高証明書を発行してもらうこと。
直前というのは、残高証明書を発行してからかなりの日数を経てビザ申請をすると、ビザ審査をする移民庁が以下のような反応をする可能性があります。
古い情報だな・・・。本当にこの金額をまだ所持しているのか・・?
ということで、新たに残高証明書の提出を求められることも。
提出する情報が最新のものであるように、できれば発行してもらった後すぐにビザ申請することが望ましいでしょう。
3. 帰国用の航空券、または帰国用の航空券代
私はワーホリで1年の滞在予定でしたが帰国日を後日決めたかったので、帰国用の航空券は用意しませんでした。
代わりに、銀行の残高証明書に記載される資金を多めにしておきました。
4. スウェーデンで有効な保険に加入しておく
私が利用したのはステップイン旅行保険です。
その中でも、エコノミープラスという保険プランを利用しました。
保険料は59ユーロ/月、12か月分で713ユーロ(約10万円ほど)と、他の大手保険会社よりも比較的リーズナブルであることが決め手です。
日本語でオンラインでの申し込みができ、日本語でのサポートも充実しているので安心です。スウェーデンも含め、ヨーロッパへのワーホリに利用される方も多いようです。
上記の書類は、次のステップであるオンライン申請を行うために、pdf変換しておきましょう。
必要書類を用意したら、次はオンライン申請です。
オンライン申請
申請はスウェーデンの移民局であるMigrationsverketのホームページにて行います。
E-service for working holidayのApplyボタンを押して、画面に従って申請を進めていきましょう!
ビザ取得期間
筆者のビザ取得期間は、約11週間でした。2021年1月25日に申請し、同年4月12日にメールで結果が届きました。
当時ビザの取得期間に関する情報を探していたところ、3〜5ヶ月ほどかかるということだったので、希望していたビザ開始予定日の6月1日に間に合うかどうか心配していましたが、運良く2ヶ月半ほどで結果がおりました。
特に現在の情勢を考慮すると、ビザの申請を処理している移民庁もかなり多忙かと予想できるので、余裕を持ってビザ申請をすることに越したことはないでしょう。
特に6月〜8月あたりは夏の長期休暇を取る人が多いので、さらに時間がかかるかもしれないということを念頭に置くと良いと思います。
新制度 パスポートの確認
ワーキングホリデーの申請は従来のようにオンラインで行えますが、2022年11月1日から在東京スウェーデン大使館でパスポートを提示することが必要となりました。
以下はスウェーデン大使館のホームページで記載されていたものです。
スウェーデン移民庁では2022年11月1日から居住(労働)許可申請者のパスポート確認の新しい制度を導入します
この新しい制度の概要は以下の通りです。
1,日本在住の方が90日を超える留学、研究、就労目的のスウェーデンの居住(労働)許可を申請した場合、その審査終了前にパスポートを持って在東京スウェーデン大使館に自ら出向き、提示をして確認を受けなければなりません。この申請は、従来通りオンラインで申請するものです。
2,パスポートの確認が必要な段階で、スウェーデン移民庁または在東京スウェーデン大使館が申請者にその旨の連絡をします。この連絡があるまで申請者は大使館に出向くことができません。
3,家族等の同伴申請者も同じように大使館に出向きパスポートを提示しなければなりません。(ただし、5歳以下の子供は除く)
4,過去に一度居住(労働)許可申請をし、その際に現在と同じパスポートをすでに提示したことのある場合、今回提示は求められません。
出典:スウェーデン大使館
申請過程が更に複雑化されたことは、ビザ取得期間に少なからず影響が与えられることが予想されます。
特に東京から離れた所にお住いの方は、大使館に出向かなければならないことも考慮して、できるだけ早めにビザ申請をすると安心だと思います。
まとめ
以上、スウェーデン・ワーホリビザの申請方法についてご紹介いたしました。
ワーホリを行う上での最初の砦であるビザ申請ですが、一つ一つ確認しながら作業すれば上手くいくはずです。
申請が済んだ方は、ワーホリの流れをまとめているこちらの記事もどうぞ⤵︎
引き続き、皆様に有益となるような備忘録を残していく予定です。
本記事をお読みになっていただきありがとうございました。Tack och vi ses!
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