こんにちは、suzukaです。
私は2018年8月〜2019年6月までの約10ヶ月間、大学を休学してスウェーデンの国民高等学校(folkhögskola)に留学していました。
約10ヶ月間通っていた調理コースについては、以前『私の留学体験談inスウェーデン』の記事でご紹介しています。
調理コースを修了した後には2つのサマーコースに通いました。
そのことについて上記の記事では触れていなかったので、今回は私が通っていたサマーコースの様子をご紹介します。
まずは第1弾として、はじめに通った「衣装縫製:時代と素材の変遷」(Dräktsömnad – förändring i tid och material)というサマーコースについてです。
それでは見ていきましょう〜!
※国民高等学校って何?と疑問に思った方は、まず『授業料が無料!スウェーデンの国民高等学校』の記事を良ければご参考くださいね。
スウェーデンでサマーコースに通った話
期間と費用
このサマーコースは、私が通っていた調理コースと同じブレーキンゲ国民高等学校が主催していました。
期間は、2019年6月10日〜13日までの計4日間。
サマーコースは5月〜8月に一部の国民高等学校で開かれ、数日から通える比較的短い期間のものが一般的です。
費用は、計1,540クローナ。1スウェーデンクローナ=約13円として換算すると、日本円にして約20,020円。
内訳は、午前のフィーカ、昼食、コピー、保険、Wi-Fiの費用が800クローナ(約10,400円)で、寮代(一人部屋)が740クローナ(約9,620円)でした。
私は調理コースに通っていた時に学校の寮に住んでいて、サマーコースが始まる5日前には修了していたのですが、サマーコースが終わるまで引き続き同じ部屋に住ませてもらえることになりました。
同校の今年のサマーコースの要項を見てみると、4日間の滞在で二人部屋が2,280クローナ(約29,640円)、一人部屋が2,680クローナ(約34,840円)となっているので、ご好意で(?)かなり良心的な価格にしてくれたようです。
授業内容
サマーコース名は、「衣装縫製:時代と素材の変遷」(Dräktsömnad – förändring i tid och material)です。
スウェーデンの民族衣装、特にブレーキンゲ地方の民族衣装が主なテーマです。
各地で異なるデザインを持つ民族衣装を実際に見たり、民族衣装の構成や歴史についての講義を受けました。
写真はブレーキンゲ地方の民族衣装。
この地方の民族衣装でよく見かけられるのは、ピンク色、水色、白色のコンビネーションのもの。
既に民族衣装を作っている人は縫製途中のものを持ってきて、先生にアドバイスを貰いながら製作を続けていました。
私のような初心者の人は、民族衣装の構成を学ぶためにミニチュア版を作ります。
写真は下絵作業。私はミニチュア版の民族衣装のベストを作ることにしました。
完成したベストの半分。手縫いなので思ったよりも時間がかかってしまいました。
縫製は性格が表れる気がしますね・・・。
これは布通りを良くするための糸ワックス。初めて使いました。
授業内容の大半は、縫製作業を黙々と続けることでした。
その他には課外研修もあり、学校から車でKarlshamn museumという博物館に出向いて、そこで保管されている民族衣装も見てきましたよ。
1日のスケジュールは以下の通り。
10:00 午前のフィーカ
12:00 昼食
13:00 授業
15:00 授業終了
最終日は12時に終わり、あっという間の4日間でした。
授業で使われた言語はスウェーデン語です。
調理とは全く異なる分野で知らない単語もたくさん出てきましたが、少人数のグループだったので、分からない時は都度先生に聞くなど出来ました。
特に民族衣装というテーマはスウェーデンにいるからこそ学べる内容だったので、とても学びがある楽しいサマーコースとなりました。
寮生活
寮は前述した通り、引き続き調理コースに通っていた時と同じ部屋に住みました。
『私の留学体験談inスウェーデン』でも写真とともにご紹介したのですが、このサマーコースの写真を探している時に寮の写真が少し出てきたのでこの機会に公開しちゃいます。
共有スペースは、キッチン、リビングルーム、洗濯室、シャワー室。
キッチンはオーブンが備え付け、電子レンジ、コーヒーメーカー、湯沸かし器がありました。
ソファーの前には壁掛けのテレビも備えられていました。
個人の部屋(一人部屋)。
勉強机やベッド、クローゼット、トイレがあります。
まとめ
以上、私が通っていたサマーコースの様子をご紹介しました。
このサマーコースを終えた後に、もう一つ他のサマーコースにも通ったのですが、このことに関しては別記事でご紹介しています⤵︎
引き続き、皆様に有益となるような備忘録を残していく予定です。
本記事をお読みになっていただきありがとうございました。Tack och vi ses!
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