スウェーデン留学のためのビザ申請と留学準備

スウェーデン生活

こんにちは、suzukaです。

私は2018年秋〜2019年夏までの約10ヶ月間、大学を休学してスウェーデンの国民高等学校(folkhögskola)に留学していました。

既に3〜4年前の話となってしまうのですが、せっかくスウェーデンの情報発信をしているブログを運営しているので、持っている情報は惜しみなく出そうと私の留学についての経験も皆さんにシェアすることにしました。

本記事では私の経験も振り返りつつ、国民高等学校留学のための学生ビザ申請及び留学準備についてご紹介します。

どのような流れで準備を行ったのか日程も公開するので参考になれば嬉しいです。ぜひご覧ください。

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学生ビザ申請

スウェーデンに90日以上の長期留学をする場合には、就学のための移住許可証、すなわち学生ビザを申請しなければなりません。

まずビザ申請に必要な書類から見ていきましょう。

必要書類

① 有効なパスポート

滞在中に期限が切れてしまう場合はパスポートを更新しておく必要があります。滞在中に期限が切れなくとも、パスポートの期限に余裕があると安心です。

 

② 国民高等学校の入学許可証

応募した国民高等学校に、ビザ申請に必要だから早めに入学許可証が必要だということを伝えておきましょう。

オンライン授業の場合は学生ビザを取得することはできません。

 

③ 残高証明書または奨学金授与証明書

滞在費用を保有しているという証明として、銀行でご自身の口座名義が記載された残高証明書を発行してもらいましょう。英語表記で発行してもらうことができます。

―どれほどお金を用意すれば良いのか?

スウェーデンで1ヶ月生活するためには、少なくとも8,694クローナ(約113,022円)必要だとされています。(2022年1月1日以降申請される方に対しての目安の生活費です)

なので例えば10ヶ月間滞在予定の方は、少なくとも8,694クローナ×10ヶ月間=86,940クローナ(約113万円)を保有していることを証明する必要があります。

と言ってもギリギリよりも多めに用意しておくと、ビザが下りるのがより確実なものとなると思います。

私は三井住友銀行を利用しましたが、申請から約1週間ほどで残高証明書が自宅に郵便で届きました。同銀行を利用される方はこちらをご覧ください。

―いつ証明書を発行してもらえば良いのか?

ここで注意すべきなのは、残高証明書で滞在費用を証明する場合、渡航予定日の4ヶ月前以降に申請しなければならないこと。

スウェーデン・ワーホリビザの申請方法まとめ」でもご紹介したのですが、ビザを審査する移民庁にとって、残高証明書が最新のものでないとスウェーデンの滞在費用に使われるのどうかを判断するのが難しくなります。

なので残高証明書を発行するタイミングにお気をつけくださいね。

―奨学金受給証明書に関しては?

奨学金受給証明書については、以下の内容が記載しているものをご用意ください。

  • ご自身の氏名
  • 奨学金の月額または総額
  • 受給開始日
  • スウェーデン滞在にまかなえる奨学金代

私は奨学金の申請をしましたが、奨学金受給証明書は使用せず残高証明書のみを提出しました。なので不明点があれば移民庁にご連絡ください。

 

④ 海外旅行保険の加入証明書

1年以上滞在する場合、スウェーデンに住民票を登録して保険を受けることができますが、それ以外は滞在期間をカバーした海外旅行保険に加入しておかなければなりません。

―どの海外旅行保険に加入すれば良いのか?

私はジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険に申し込みました。大学のサービスカウンターで資料を貰ったことが、この保険に加入したきっかけだったと記憶しています。

ホームページ ジェイアイ傷害火災保険

―どのプランを選択したのか?

保険内容は「おすすめプラン」を選択して、オプションで歯科治療費用と緊急一時帰国費用を追加し、期間は10ヶ月で合計172,510円となりました。

以前歯科治療を網羅していなかったためにビザが下りなかったという事例があると聞いたので、念のためオプションで追加しました。

学生ビザ申請についての詳細は以下のホームページでご覧ください。
英語 Migrationsverket : Studying in higher education

ビザ申請

ビザ申請は主にオンライン申請をスウェーデンの移民局であるMigrationsverketのホームページにて行います。

上記で紹介した必要書類はpdfなどに変換しておいて、アップロードできるようにしておきましょう。

E-service for students in higher educationのApplyボタンを押して、画面に従って申請を進めていってくださいね〜。

注意点
何を思ったか、私はiPhoneの普通のカメラ機能でパスポートの写真撮影をしてアップロードしてしまったので、その後書類不備の連絡が届きました。ちゃんとスキャナーでデータ化するなどして申請しましょう。

初めての申請は、何も知らなくてやらかしちゃいます・・・よね。

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留学準備

留学準備の内容

まずは学生ビザ申請に必要なものを再度確認、その他手続き関連について簡単に挙げてみます。

学生ビザ申請の必要書類

  • 有効なバスポート
  • 国民高等学校の入学許可証
  • 残高証明書または奨学金受給証明書
  • 海外旅行保険の加入証明書

 

大学への届け出

・休学願
私は大学を休学して留学をしたので、休学手続きを行いました。提出期限があると思うので、ご自身の通う大学のホームページ等をご確認ください。

保護者や学科目代表の先生の署名・押印も必要だったので、時間に余裕を持って用意するようにしましょう。

・海外渡航届
海外に滞在する学生の安否確認のための海外渡航届を、通っていた大学に提出する必要がありました。

 

その他

・運転免許証の更新
スウェーデン滞在中に免許証の期限が切れてしまうことになっていたので、更新期間前の更新手続きを行いました。

・ISIC国際学生証の発行
ISIC国際学生証は特に海外で学割を利用するために必須。美術館に行ったりする時に大活躍しました。

ISIC国際学生証の詳細はこちらをご覧ください。
(国際学生証の発行した日程が不明なので、下記の留学準備の流れには記載していませんがお忘れなく!)

・奨学金の申請
留学のために奨学金を申請したい方は、情報収集もお忘れなく。

留学開始間近だと多くの機関が募集を終了してしまっているので、前もって調べておくと良いでしょう。

・在留届の提出

オンライン在留届(ORRネット)は、外務省が提供する在留届の電子届出システムです。
緊急事態発生時には、提出された「在留届」をもとに、大使館・総領事館が、安否確認・支援活動等を行います。

※ 外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、「在留届」を提出することが法律で義務付けられています。

外務省 オンライン在留届

・航空券の購入
私はビザ取得前に、日程変更可能な航空券を購入しました。

留学準備の流れ

上記に挙げた書類集めや手続き関連は、8月の渡航に向けて以下のような流れで行いました。

2月(留学6ヶ月前)
2月16日 パスポートの更新。

3月(留学5ヶ月前)
3月9日 国民高等学校に応募。
3月12日 パスポートの受け取り。

4月(留学4ヶ月前)
4月3日 国民高等学校からメールで入学許可証を受け取る。

5月(留学3ヶ月前)
5月1日 銀行に残高証明書の発行を申請。この約1週間後に残高証明書を受け取る。
5月15日 航空券の購入。
5月16日 海外旅行保険を申請。
5月17日 移民庁のホームページで学生ビザの申請。
5月18日 奨学金の申請。

6月(留学2ヶ月前)
6月13日 移民庁から書類不備として催促メールが届く。
6月18日 学生ビザ取得。
大学に休学願を提出。(詳しい日程は不明)

7月(留学1ヶ月前)
7月12日 渡航届を提出。

8月
8月2日 運転免許証の更新。
8月16日 スウェーデンへ出発。
在留届を提出。(詳しい日程は不明)

私の場合は申請から1ヶ月でビザを取得することができましたが、出来るだけ早く申請するのに越したことはありません!

日々起こる情勢の変化は、移民庁の対応スピードにも影響します。(最近のビザ状況を見ていると、更に遅くなっているような印象)

なので前もって準備できる必要書類の収集や運転免許証の更新などは、早めにしておくと安心できるかと思います。

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まとめ

以上、国民高等学校留学のための学生ビザ申請についてご紹介しました。

最新の情報ではないので申し訳ないですが、スウェーデン留学のためのビザ申請に関して何となくでもイメージを掴めたら幸いです。

引き続き、皆様に有益となるような備忘録を残していく予定です。

本記事をお読みになっていただきありがとうございました。Tack och vi ses!

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