スウェーデンで確定申告2022&口座登録[ワーホリ]

スウェーデン生活

こんにちは、suzukaです。

前回は、スウェーデンワーホリで働いた時の給与明細を公開、明細書の見方について解説しました。

本記事では、スウェーデンでの確定申告2022について、私の経験をシェアしようと思います。

確定申告自体は簡単に上手くいったのですが、所得税の還付金の手続きに手こずってしまったので、皆さんには同じことが起こりませんよう・・・!

ご覧いただけたら幸いです。

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スウェーデンで確定申告 2022

確定申告に当たって届いた資料
写真: 届いた確定申告に関する資料。

パーソナルナンバーやBank ID保有者は、デジタルポスト(digital brevlåda)というオンラインで確定申告に関する資料が届くサービスを利用できます。

しかし、ワーホリで働いている多くの人は私と同じように、デジタルポストを利用できないかと思うので、その場合は郵便で資料が届けられてから確定申告をすることとなります。

デジタルポストの場合は3月中に、郵送の場合は3月〜4月に資料が届くことになっていました。

以下のリンクでも、届けられる一部の資料の内容を確認できますよ。

Skatteverket : Dags att deklarera

本記事では、パーソナルナンバーとコーディネションナンバーに関連する説明が多いので、疑問に思われた方はこちらの記事もご参考ください⤵︎

確定申告の対象者

確定申告の対象者には、

確定申告の計算期間内にスウェーデンに居住し、100kr以上の課税所得を得た者

Skatteverket : Vem ska deklarera?

が挙げられており、ワーホリで100kr以上稼いだ人等は確定申告をする必要があります。

この他の理由で、確定申告の対象者となっているかどうかは、以下のリンクで確認できます。

Skatteverket : Vem ska deklarera?

所得税

課税所得は、不動産を所有しているなどの例外がなければ、以下のようにして算出されます。

※日本のものとは、控除制度など異なりますが、大体こんな感じで捉えていただければ良いのではないかと!

収入(Inkomst av tjänst)ー 一般控除(Allmänna avdrag)=所得金額(Fastställd förvärvsinkomst)
所得金額(Fastställd förvärvsinkomst )ー 基礎控除(Grundavdrag)= 課税所得(Beskattningsbar förvärvsinkomst)

まず前年度1月〜12月までに得た収入から、一般控除(Allmänna avdrag)が差し引かれます。

一般控除を受ける者の中には、

確定申告の計算期間内に就労し納税義務がある者は、その就労期間に応じた一般控除を受ける権利がある。

Skatteverket : Vem kan få allmänna avdrag?

と明記されているので、ワーホリの多くの人が対象になるのではないかと。

私は11月に働き始め12月にそのお給料を貰ったので、11月のお給料分だけが対象。49krだけ一般控除を受けました。

そして、収入から一般控除が差し引かれたのが所得金額(Fastställd förvärvsinkomst)。

その額に応じて、基礎控除(Grundavdrag)を受けます。

私はお給料が少なかったので、課税所得(Beskattningsbar förvärvsinkomst)は0でした。

2022年度は所得金額が20 400krまでだったら全額控除。

基礎控除2022については、Skatteverket : Grundavdrag 2022で詳細を確認できます。

ということで、所得税の過払い金が戻ってくる〜!

ちなみに、源泉所得税については、前回の給与明細解説の際に言及しています⤵︎

確定申告の方法

コーディネーションナンバーを保有している人は、主に以下の方法で確定申告を行います。

ーSMSで確定申告ー

71144」の番号に、コーディネーションナンバーと署名用サインを送ります。

Dags att deklareraの資料とは別の個人情報の載った資料に、署名用サイン(Din kod för underskrift)が載っています。

資料に掲載されている通りのコーディネーションナンバー(最初二つの数字はなし。2000年生まれの人は00)、スペース、署名用サインを送ると完了。

私はこの方法で確定申告をしましたが、SMSを送ってからすぐに受諾したという内容の返事が来ました。

ー電話で確定申告ー

020-567 100」に電話すると指示が出るので、それ通りに答えると良いみたいです。

とても簡単だ!

2022年度は、5月2日が確定申告の最終日でした。

参照 Skatteverket : Deklaration

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銀行口座の登録

そして、所得税の返金をされるには税務署に銀行口座を登録しておく必要があります。

私にはこれが最難関でした・・・。

コーディネーションナンバー保有者の、スウェーデンの銀行口座の主な登録方法は以下の通り。

オンラインBankgirot : Överskjutande skatt で、個人情報を入力し登録。

郵便Skatteverket : Skatteråterbetalning till bankkonto にある申請書を記入し、申請書に記載されている住所に郵送。

これだけを見ると、

・・・ん?何が大変だったの?

と思われるかもしれません。

端的になぜ私が苦労したかと言うと、銀行口座用のパーソナルナンバーとコーディネーションナンバーが異なることが理由で、上記に挙げたオンライン登録と郵便の方法では口座登録ができなかったからです

銀行口座の開設に関してはこちら⤵︎

待てど待てど銀行口座が登録されている様子がなく、返金もされていなかったので、上記の方法で口座登録ができていないことに気づきました。

これはあまりない例らしく、税務署の職員の人たちも口座登録の方法を知らなかったり、電話と現場での返答が異なったりなど、どうしたら良いか分からなくなっていましたね。

そしてある日、税務署に電話してみると、小切手での支払いを提案されました。

小切手での支払いだと、口座登録をする必要がないからです。

なので私はその方法しかないと思い、小切手での支払いをしてもらいました。

そして、申請してから1ヶ月後に小切手が郵便で到着(思ったよりも遅すぎてまた電話したら、2つ目発行してくれた)。

小切手はICAなどのお店で現金化してもらえますが、これも場所によって対応が変わるかもしれません。

1店目のICAはパーソナルナンバーがないという理由で断られましたが、2店目のICAに行くとパスポートを見せるだけで現金を引き出してくれたので。

諦めない精神が大切。

そして、実は先日別件で税務署に連絡するとあることが判明。

銀行から発行してもらう銀行口座証明書とその他書類を郵送して、銀行口座を登録できるとのこと。

税務署のホームページで、税務署から伝えられたものと同じ内容のものを発見してしまいました。

→追記: 日本の銀行口座を登録しました。スウェーデンの銀行口座を登録したい場合も同じ方法なので、以下の記事をご参考ください。(2022/11/15)

スウェーデンの税務署に日本の銀行口座を登録[ワーホリ]
2022年の確定申告については現地にいたから口座登録なしに還付金を受け取ることができたけど、来年の確定申告までには結局口座を登録しなければならないのでは・・・?帰国後さらにリサーチをして、海外の口座の登録方法を見つけました。

結局私は口座を登録できませんでしたが、所得金の還付金はめでたく手に入れめでたし。

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まとめ

以上、スウェーデンでの確定申告2022について、私の経験をシェアしました。

スウェーデンの確定申告はすごく簡単!けれど、私は返金の手続きがすごく大変でした。

嗚呼パーソナルナンバーを貰えていたら。

一瞬で確定申告と返金をしてもらっていたパートナーを羨みつつ、なんとかなったので良かったです。

特に同じ境遇の人で私の経験が参考になれば・・・この苦労も報われます。

引き続き、皆様に有益となるような備忘録を残していく予定です。

本記事をお読みになっていただきありがとうございました。Tack och vi ses!

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